2014年05月27日

★中村哲氏、「NGOを道具」と首相を批判」:集団的自衛権

戦地と言える国々で活動を続けるペシャワール会の中村哲さん。憲法九条が日本人の命を守っている、戦場では集団的自衛権の限定的な行使などありえず歯止めはなくなる、外交努力で不必要な敵をつくらないことこそ内閣の責任ー彼の発言にこそリアリティがある。テレビを含めもっと多くのメディアは耳を傾け報道してほしい。
インタビューを受ける中村哲さん.jpg
 毎日新聞(2014年05月26日)
アフガニスタンで医療や農業の支援活動をしている福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の中村哲現地代表が一時帰国し、25日、同市内で毎日新聞のインタビューに応じた。安倍晋三首相が海外のNGOのために自衛隊の任務拡大の必要性を唱えたことに「NGOを道具にしている」と批判。首相が集団的自衛権の行使容認に踏み切れば、現地での危険は増すとして撤退を検討せざるをえないとの考えも示し、非軍事による国際貢献の重要性を訴えた。

 ペシャワール会は1984年からアフガンやパキスタンで医療活動を開始。米軍のアフガン攻撃開始後も活動を継続し、同地の干ばつ対策として農業用の用水路建設にも取り組んでいる。

 中村氏によると、欧米諸国がアフガンに軍隊を出したことから現地住民の憎しみや怒りが増幅。欧米のNGO関係者は現在、テロの標的となる危険が高まったことから活動拠点のジャララバードから撤退した。それでも同地に残るペシャワール会について、中村氏は「憲法9条を持つ日本は『戦闘に参加しない国』という信頼感があり、それが私たちの活動を守っている」と強調。「欧米のように軍事力を使い、日本人というだけでターゲットになれば当然私は逃げる」と述べた。

 首相が15日の記者会見で「限定的な集団的自衛権の行使」と説明したことについては「戦場に行ったことのない人間の発言。武器を持って衝突すれば、互いに恐怖心や防衛心が強くなり歯止めはなくなる」として、ひとたび行使を認めれば際限がなくなると警告した。

 一方、首相は海外で活動するNGOを救出するためとして、自衛隊の駆け付け警護を認めることの正当性を唱えた。だが、これは集団的自衛権と関係ない武器使用の問題で、中村氏は「自らの主張を通すためにNGOを道具としている。集団的自衛権行使に賛成させるためにこじつけている印象は拭えない」と不快感を示し、「国民の危機感をあおるのでなく、外交努力で不必要な敵はつくらないことこそ内閣の責任だ」と訴えた。【井本義親】
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2014年05月25日

九条の会発足10周年講演会(6/10)申込受付中

「九条の会発足10周年講演会」が次のとおり開催されます。

日時:2014年6月10日(火) 開会18時(開場17時)
会場:渋谷公会堂(東京都渋谷区宇田川町1−1 渋谷区役所隣)
お話:大江健三郎さん(九条の会呼びかけ人・作家)
     奥平康弘さん(九条の会呼びかけ人・憲法研究者)
     澤地久枝さん(九条の会呼びかけ人・作家)
     池田香代子さん(翻訳家、世界平和アピール七人委員会)
 挨拶:金泳鎬さん(韓国・檀国大学硯座教授、元産業資源相)
 ビデオ出演:阪田雅裕さん(元内閣法制局長官)
参加費:前売1000円・当日1500円
※前売券の申し込み期限は5月31日

多くの国民の声を無視して進められている動きへNO!と伝えるためにも
大勢集まるといいなよ、思っています。
エンレイソウ九条の会からは2名、参加予定です。

 ***メールマガジンから*****
九条の会はその日ちょうど10周年となります。
「100人の村」で多くの人の平和を考える視座を大きく広げた池田香代子さんとよびかけ人の奥平康弘さんは、2007年9月に岩手県盛岡で開催した憲法セミナーでいっしょに講演されました。九条の会発足後3年余りのときです。
その講演で奥平さんはこう述べています――「この間たまたま目にしたある種の論文ですが、阪田雅裕という人が、『集団的自衛権の行使はなぜ許されないのか』というタイトルのインタビューでお話されています。この人は、つい先頃まで内閣法制局長官だった人です。内閣法制局長官であった人が、退官していまの世の中を眺め直して、自分たちはなぜ個別的自衛権でとどまったか、集団的自衛権の行使はなぜ許されないのかということを雑誌で語った。法制局長官というのは、ほんとうのところ、法律家の塊みたいな人です。その人が……」。それから6年あまり経て、その阪田雅裕さんが九条の会講演会の参加者に向けて語ります。
そして東大やハーバード大でも教鞭をとるなど学者として活動するかたわら、東アジアの平和のためにいつも運動の先頭で尽力されている金泳鎬さんは、九条の会が発足講演会を開いたホテルに宿泊されていて、講演会に参加されたそうです。翌日の報道が思いのほか小さかったので、マスコミにがっかりされたとか。――10年の歳月は思いもかけないかたちで交錯しているようです。
安保法制懇の報告書提出をワンステップに安倍内閣はしゃにむに「戦争をする国」に向けて突き進もうとしています。そのためには論理の整合性などかなぐり捨て、手を替え品を替えの主張を繰広げています。そんな現政権の企てを阻み、個人が尊重され平和の下に生きて行くことを保障する日本国憲法をまもりぬくのは、一人ひとりの熱い思いと一歩踏み出して思いを伝えようという勇気ある行動です。
九条の会講演会の実施要項は下記のとおりです。この憲法の難局を切り開く足掛かりとするため、ぜひご参加ください。熱い思いで会場をいっぱいにしましょう。まだ席に余裕があります。ぜひご家族、お知り合いにもひろめてください。郵便振替による前売券のお申し込みは5月31日までです。

日時:2014年6月10日(火) 開会18時(開場17時)
会場:渋谷公会堂(東京都渋谷区宇田川町1−1 渋谷区役所隣)
参加費:前売1000円(下記申込方法でお申し込みください)
当日1500円(前売で定員に達した場合はご容赦ください)
参加申込期間:5月31日まで、郵便振替口座にて受付けます。
参加申込方法:郵便局備付の振替用紙(青色)に「参加券希望枚数/名前/郵便番号・住所/電話番号」を書いて下記の郵便振替口座に参加券代金(1人1000円)をお振込みください。振込手数料はご負担ください。
入場券は郵送します。振込後7日経過しても入場券が届かない場合は ご連絡ください。
郵便振替口座:記号番号 00100−9−774293  
加入者名 九条の会講演会  
連絡先:九条の会事務局 
東京都千代田区西神田2−5−7−303 〒101-0065  
tel03-3221-5075 fax03-3221-5076 Eメール mail@9jounokai.jp
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2013年11月07日

北の国から「平和・憲法・市民」- いま、声をあげ、動くとき -たくさんの参加、ありがとうございました

104もの九条の会が実行委員会を構成して開催した集会―北の国から「平和・憲法・市民」いま、声をあげ、動くとき―が、11月1日(金)に開催された。
 八重山民謡の第一人者である大工哲弘さんの軽妙なおしゃべり、三線の調べと心に響く唄声で会場は大いに盛り上がった。
 目加田説子さんの講演では、対人地雷・クラスター爆弾禁止にかかわる市民活動の成果の報告があり、日々の活動への勇気をもらった。
 改憲への動き企て、特定秘密保護法案提出など、戦争ができる国づくりへまい進する安倍政権に対して、今こそ声をあげ行動していこうと確認した。
 当日は、小森事務局長から次のようなメッセージも届いた。
***********************************
 第二次安倍晋三政権は、「積極的平和主義」というスローガンを使い、歴代の政権が憲法九条に違反するとしてきた集団的自衛権の行使について、これを容認する方向での解釈改憲へ暴走を続けています。
 一〇月二八日には「国会安全保障会議設置法案」が審議入りし、与党質疑、野党質疑を終えて、昨日は参考人質疑までが行われました。
 また、「特定秘密保護法案」も、多くの国民の反対を押し切る形で閣議決定され、国会の審議にかけられようとしています。
 大江健三郎さん、奥平康弘さん、澤地久枝さんら「九条の会」呼び掛け人は、去る一〇月七日、「集団的自衛権行使による「戦争する国」づくりに反対する国民の声を」というアピールを発表しました。全ての国民へのアピールは、二〇〇四年六月一〇日の結成以来、二度目のことです。
 今、全国各地それぞれの「九条の会」が手をつなぎ、歴史の教訓に背を向ける安倍内閣を草の根からの世論で包囲し、暴走を止め、押し返すことが求められています。
 その意味で、一〇四という多数の「九条の会」が集まった「平和・憲法・市民」実行委員会が、本日、このような集会を開かれることは、大きな運動の結節点となります。
 今月十六日には東京で、「九条の会」全国交流集会も開催されます。北の国からのうねりを、全国へ、共に大きく広げていきましょう。
確信しつつ、集会の成功を心からお祈りします。
2013年11月1日
「九条の会」事務局長 小森 陽一
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